卒業バカメンタリーが面白い

日テレシンドラ枠第3弾、卒業バカメンタリー。

一流大学に通う4名の男子大学生が卒業までに"卒業"を目指す物語。その一部始終を記録したドキュメンタリードラマ。

 

キャストがきっかけで見始めたけど、1話体感10分で

 

面白い...

 

好きだ...

 

てなったから、ただただ面白かったと感じた部分を振り返っていきます

 

 

◇ドキュメンタリー風の脚本が面白い

▼ひとりずつ呼び出してインタビュー。

他の3人が後ろでなんてことない会話して待ってるとこまでまるっと密着取材っぽい。 

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こんなに綺麗な顔なのに...芋っぽい....。顔綺麗だなあ...

 

時折カメラマンのボソボソ…って小声で尋ねるのがまたドキュメンタリーっぽいんだ...

  

▼当たり前かのようにごく自然に話される下ネタ

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 「一流大学でも女知らないxxxxxが8つ以上集まるとこういうにおいすんだよオ」

 

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 「ティッシュとんのばっかうまくなりやがってよお…」

 

すごい。日本人が日本語を話すのと同じくらい違和感がない。母国語はナチュラルな下ネタなのか...?日常に溶け込みすぎていてこれを下ネタだと認識するこちらがおかしいのかと思われるくらい流れるような言語だった。たぶんこれは言語。そういう言語。

 

▼4人の関係性。

友達だけどお互いちょっとバカにしてる...というか「まあアイツは」な部分がある感じ。すごくリアルな友達ぽい。幼馴染でも中高の友達でもない、大学の友達ってこういうんだよなと感じる節がある。

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彼女はいないが女友達はいるコウキ。 

そう俺は彼女がいないだけで女性に対して免疫がないとか、そういうんじゃないんだ。ガクやマオは友達だけど、ふたりと俺は男として同列だとは思ってない。みたいな雰囲気がある。

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  「だって変なんすもん」

 

ガクやマオを男として同列とはみていないコウキだが、彼もまた別の意味で同列にみられてはいないらしい。

 

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 「まっコウキみたいな...典型的な努力系で?うちの大学入ったような人には...僕みたいな、僕たちみたいな思考回路はわかんないだろうな。ごめんごめん」

 

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「まあ頑張ってうちの大学入ったんだろうなってまぁ...3人でよく話してます」

 

友達なんだけどね。ある。あるよなあ〜。

地頭がいい人と、普通だけど真面目に勉強してきた人のちょっとした思考回路の違い。都内の有名私立中高一貫男子校出身と県内公立高校出身が些細なところで微妙に価値観の違いを感じるのと似ている。

「一流大学に通う女性経験のない」4人の大学生だけど

「一流大学」内でカーストがあって「女性経験のない」中でカーストを作っていて

どこかの面で俺はあいつとは同じじゃない、と思っているみたいなの。

そこがなんともリアルな人間関係だなあ、、、と思って見てしまった。

 

◇ドキュメンタリー風の映像が面白い 

カメラを人が担いで撮っている感じがいい。

立ち止まっていても揺れているのが一緒に行動している密着映像っぽい。

 

▼4人の会話が中心なのがいい

話の展開や盛り上がりが見所であるドラマや映画ではカットされそうな場面に長めの時間が割かれていて、物語の起承転結よりも4人の会話を愉しめるのが面白い。

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っていうか自販あるんだ...

 

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 いくらのを買うか、いくらで割るか(割るんかい)相談するガク・コウキ・ジュン。

 ガク...絶妙にださくて最高だな...

 

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マオを呼ぶ3人。間がたまらん。

 

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失意のまま3人を探し、はしゃぐ彼らを見つけるガク。

ああかわいそうに...君は真面目だ....

 

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パーカッションの音がシュールさ増す。

 

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降りて....

 

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カバンを受け取って「次なに乗る?」なジュン・マオ・コウキ。

 

この時間がもう...30分の枠にしては結構長い時間回っていて、そのあいだにガクの気持ちがむくむく膨らんでいくのがわかっておうう...ガク...ってなった...(語彙の限界)

 

 

 

他にも、音楽が最小限になっていたり、ザッザッッっていう土と靴が擦れる音とか車が走っている音とか風の音が入っていたり、コンビニの戸が閉まるときの音みたいなのが聞こえたり、そういう音の部分でもドキュメンタリー感があって4人が生きているノンフィクションの世界に没入できるのが面白いな〜と思いました。

 

 

 

次回も楽しみ!